カテゴリ

openclose

べんりな検索

動物使いのつぶやき

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
-

Trackback

Trackback URL

151

ホントにケーブルで音が変わるのか?


この話、よく聞きますよね。スピーカーケーブルを変えると音が激変した!とかこれこそ私の求めていた音だ!とか、、、。ホンマかいなって思いません?と言うわけで実際にやってみましょう!

■実験環境

DSC07680

今回は手軽に実験したいのでヘッドフォンケーブルで試してみました。使用したヘッドフォンは定番中の定番 AKG K702。このヘッドフォンはホントにお勧めです。音については言わずもがなですが、K702 はケーブルを交換できるのもポイントが高いです。ヘッドフォン側がミニ XLR 端子になっていて取り外せます。どうぞ好きなケーブルを使ってくださいと言うことですね。K702 についてはこちらで詳しく紹介しています。

20110406_164901.gif

一方ケーブルは K702 純正のものと私が普段使用している BELDEN 88761 を比較します。BELDEN は目立つ赤色が特徴でシャア専用なんですが(笑)、88760 より一回り細いタイプになります。BELDEN のケーブルは材質が硬く取り回しが面倒なのが玉に瑕なので、ヘッドフォン用には 88761 が向いていると思います。ちなみにヘッドフォン用ケーブルは他にもオヤイデやノイマン、オーグラインなんかもありますね(オヤイデは K702 と相性がいい話をあまり聞かないなぁ、、、)。

再生環境は一般的なアンプではなく DTM/DAW 用途を意識してオーディオインターフェース RME FIREFACE UC を用いました。モニターチャンネルに直接ヘッドフォンを接続しています。FIREFACE についてはまたいつか紹介したいと思います。

それでは早速聴いてみましょう。リスニングに使用したリファレンスソースも合わせて紹介していきますね。各ソースとも動物使いのお勧めです!

■ピアノ曲 辻井伸行 展覧会の絵

41B63sMAZrL.jpg

このCDは演奏も素晴らしいのですが、収録されている本人の息遣いがリアルに聴こえる点が非常に面白いです(結構、彼、息荒いです 笑)。純正ケーブルを先に聴きましたが悪くない。全域フラットな印象でいつもながらの優等生ぶりを発揮。そつなく聴かせてくれます。低域から高域まで気持ちいい。BELDEN と違いがあるのか不安になりました。

次に BELDEN を聴くと最初、純正より高域が強くなり中域が少し窪んだ印象を受けましたが、少し聴いているとこちらの方がフラットであることに気付きました。つまり、純正の方が中域がふくよかで温かみがある反面、高域が少し不足している。また、BELDEN の方が音の輪郭が明瞭で和音の響きに透明感が増します。分離度が高いです。高域の透明感がこの結果を生んでいる印象。

■ライブ エリック・クラプトン unplugged

Eric Clapton MTV Unplugged - 1992 - Album Cover

ジャンルで言えばロックなんでしょうが、聴いたのはブルース。生演奏を収録したものでリアルさを聴くのに重宝します。リファレンスとして押さえておきたいソースです。こちらも純正を先に聴きました。やっぱり悪くないんですよね(笑)。ギターの弦の1つ1つがとても生々しく頭の上に鳴ります。どの帯域も誇張しないフラットなイメージはやはり健在。

でも BELDEN を聴くと違うんです。Tears in heaven では気付けなかった音に気付き Layla ではピアノとギターの生々しさが1ランク上なんです。やはり高域の透明感による恩恵に聴こえます。音の輪郭をもう1段階高く認識できる感じですね。そしてどちらがフラットかと言われると、、、う~ん、やはり BELDEN。しかし BELDEN は高域の特徴ゆえにノイズもうるさいです。

■バラード セリーヌ・ディオン All By Myself

4988010807085.jpg

世界の歌姫セリーヌの痺れる歌声とスケールの大きさが半端ない名曲。今回は BELDEN を先に聴いてみることにしました。最初の印象は「こんなにノイズが多い曲だったのか」です。高域成分がきちんと出ているからでしょう。歌声は透明感があり声が喉から出るときのザラついた成分もはっきり聴き取れます。

次に純正を聴くと予想通り中域が若干膨らみ高域がしぼむ印象。しかしそれゆえに声に温かみが生まれます。ノイズも少なめ(笑)。しかし低域はあまり明確な違いを感じません。僅かに BELDEN が締まって聴こえる。総じて純正は「音楽」を聴くのに適していると言え、BELDEN はより「音」を聴くのに適していると言えそうです。

■ポップス PERFUME ポリリズム (Polyrhythm)

img_800593_8237097_0.jpg

可聴帯域全域使い切っているこの曲。箱の中にめいいっぱい音を詰め込んでます。こちらも BELDEN を最初に聴きました。BELDEN は高域がキンキンして耳が痛いだろうと思っていたのですがそうでもありませんでした。あくまで適正に出力されているイメージ。全域がフラットに聴こえることの楽しさを感じます。

この曲で初めて低域の明確な違いを感じました。BELDEN の方が明らかに締まっていて分離が高くリズムが際立ちます。より乗れる感じ。粒の細かさも僅かに BELDEN が上に聴こえます。とは言え差は極めて微妙で純正も決して悪いわけではありません。よくケーブルを変えて純正は使えないとか捨てたとか言う人がいますが私は捨てません(笑)。純正も十分実用範囲内で、どちらも気持ちよく聴けます。

■エレクトリック Bjork Homogenic

Bj__rk___Homogen_4c22314546d82.jpg

低域・高域確認用リファレンス。このアルバムの最後の2曲 Pluto は爆低音確認用、 All Is Fill Of Love は超高音確認用に使っています。Pluto はこれでもかと言うほどダンピングの効いたベースやドラムの低音を重ねる暴力的な曲で再生環境によっては機材を傷める可能性があるかもしれません。All Is Fill Of Love は中盤から耳が痛くなるほどの高域が聴ける(というよりもはや発生している? 笑)曲で、解像度が荒いともはやノイズにしか聴こえません。

純正を初めに聴きましたが特に不満なし。低音も十分躍動的に鳴って分離もなかなかのもの。これらの低音によって中域や高域が阻害されている感じもありません。All Is Fill Of Love の高域はさすがにうるさい。少し我慢している感じで聴きました。

一方 BELDEN はやはり微妙に純正を上回ります。全域に渡って分離度が高く、それゆえ色んな音を聴く余裕ができるのか次々と耳が発生した音を追いかけているのが分かります。驚いたのは All Is Fill Of Love の高域で、純正であれだけうるさかったのだからと覚悟をしていたのですが、ビックリ、うるさくないんです。純正より粒が細かく耳に刺さった感じがしないのです。霧吹きを顔にかけた感じって言えばわかるでしょうか?(笑)。いっぱい水はかかってるんだけど痛くない。

■オーケストラ ストラヴィンスキー 春の祭典

4106121480.jpg

20世紀を代表するバレエ音楽。ニジンスキーの振り付けを得たこの曲は 1913 年の初演ではそのあまりにも異様な音に観客が暴動を起こすほどの騒ぎとなった。オーケストラに興味のない方も是非聴いて頂きたい傑作です。この曲、久しぶりに聴いたんですがあまりにも凄いんでケーブル比較を忘れて音楽を聴いてしまいました(汗)。オケの場合はあまり大差を感じませんでしたね(聴いてないだけとも言う 笑)。

■まとめ

最後のオーケストラは締まらない感想になってしまいましたが、「ホントにケーブルで音が変わるのか?」について、私の答えは「微妙に、かつ明らかに変わる」です。少なくともただ漠然と聴いているだけでは絶対に分かりませんし、何かと比較しなければ分かりません。それぐらい微妙な差です。

しかしこの微妙な差こそが肝であるとも言えます。焼肉で言えばどちらも国産牛肉で「何歳の雌牛」かを食べ比べているレベルです(言いすぎ?)。それぐらい贅沢な話をしています。焼肉が食べられればそれでいい人にとっては何の違いも価値もない話であり、純正ケーブルで十分です。

■BELDEN はお勧めか?

BELDEN 88761 は音の分解性能・フラット特性において明らかに純正より1ランク上でした。純正の方がややマイルド嗜好で、音楽を聴くなら純正の方が楽しく聴こえるものもあるでしょう。しかし DTM/DAW のミキシング目的であれば BELDEN をお勧めします。

このケーブル、実勢価格では(長さにもよりますが)3,000円~4,000円ぐらいですから、一生使うことを考えれば非常に安い買い物ではないでしょうか。AKG K702 との相性も良いですね。また、ケーブルは長さと太さによって音の傾向が変わってくるような話も聴きます。ちなみに私のケーブルは 2.5m です。純正が 3m で長く感じていましたので少し短めにしました。

さて、音については素晴らしい結果を出してくれた BELDEN ですが、冒頭にも書いた通りこのケーブルは硬く、取り回しに苦労します。用途に応じて純正ケーブルも使うのが良いのではないかと思います。


以上、ケーブル比較でした。何かの参考になれば幸いです。










関連記事
0

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
0

Trackback

Trackback URL

カレンダー
05 ≪│2017/06│≫ 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

動物使い

Author:動物使い
DTM/DAW を中心とした音楽関連の話題を綴ってます。
音楽に興味のある方、ブロともなりましょう!
応援よろしくお願いします!!

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新コメント

Ewql買うならまずメモリ増やすでしょ……。
あと、マルチモニターするならi7でも7000円くらいのグラボをつけた方がいいと思います。

05/22 17:22 

初めまして。
Pianoteqの情報から物理モデリング音源の記事という経緯で拝読しました。

数年前Viennaの試用感から、DTMでの管弦楽再現にある種諦観を抱き、
情報収集

05/18 23:23 Ryu

小さな動きがあるだけでも、動物使いさんがご健在だと伺うことができ嬉しく思います。
このコメントがプレッシャーになってしまっていたらすみません。
月並みな言葉です

05/07 03:48 たつろす

篤姫のピアノカバー感動いたしました。
この曲のピアノカバーはいくつか聴きましたが、動物使い様のものが私は一番好きです。

10/25 00:38 mikan

Ivory II Italian Grandは
別のピアノ音源の比較と同じ設定なんですよね?
こちらではとてもリアルで、ほうほうこれがItalianなのかと思ってしまいます
低音が上手なの

06/06 03:00 reira

1上等なデジタルグランドピアノという感じの音
2ちょっとこもったような音色。とにかく暗い、表現は豊か
3重厚な感じで透明感がある、演奏はやや平坦、余韻が綺麗

06/06 02:43 reira
Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。