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オリジナルの曲を作る(第6回:上手にパクれ!)


さて、久しぶりに作曲のお話でもしてみましょう。今日のタイトルは過激です。あえて過激に書いているわけですが、既にある曲を引用して自身のメロディを考えてみるのは1つの有効な手段です。この方法を用いて1つメロディを作ってみましょう。

歌詞はお馴染み、こちらの詩から。今日は最後のDメロを作っていきます。 ポップスでも良くあるパターンですが、ABサビが何回か続いた後、全く違うDメロが出てきて締めくくるパターン。感動的な終わりを演出するのによく使われるパターンです。

---------------------------------------------------------

こんなに風の 冷たい夜は
不意にキミを 思い出す
交わした言葉の 少なさが
かえって想いを 強くする


同じ匂いを 持つキミの
せつなさ か弱さ はかなさを
そばで抱きしめ あたためることも
できはしない ボクだけど


せめて今夜は ぐっすりと 眠れますように
ちいさな星の 瞬きに 願いを 託す


光を失った夜の中で キミへの想いを灯して
温もりを失くした夜の中で キミへの想いを抱きしめて
---------------------------------------------------------

■どこから引用するか?

これは何だって構わないでしょう。ただ、私は少しだけ気を付けていることがあります。たいてい皆さんは好きな音楽のジャンルがあり、そのジャンルを中心に良く聴かれているでしょう。もちろん私もそうですが、引用元は自分の中心ジャンルとは別のものがいいように思います。また、ピアノ曲やクラシックなどの少し古めの曲は結構掘り出し物があります(笑)。

そもそもメロディと言うのはだいたい2オクターブ(24音)とその音の長さの組み合わせで表現され、しかも音があっちこっち飛んだり調が無かったりする不自然なものはメロディになりにくいので、かなり有限なんですよね。その昔、将来メロディが出尽くして新しい音楽が生まれなくなってしまうことを心配した人がいるようですが、実際、メロディは出尽くしている感がするのも事実です。

ポップスなんかは特にそんな感じがしますし、演歌なんかそもそも使う音の数が2つも少ないわけで、かなり苦戦です。それでもリリースされる曲が何か新しさを感じるのは編曲や音源、歌い方などの恩恵があるからですね。曲を作られる方はかなり苦労されていることと思います。

そう考えると、メロディって言うのは早い者勝ちで、先に世に出した人がオリジナルです。だとすれば、いいメロディは昔の曲に多いような気がしませんか?上でも述べた通り、ピアノ曲やクラシックにはとってもいいメロディがいっぱいあります。いつもと違うジャンルの曲を聴いていいメロディを覚えておくのも1つの作曲スキルと言えるのではないでしょうか。うるさい著作権にも抵触しませんしね。

■やってみよう!

歌詞によく合いそうなモチーフが見つかったら当てはめてみましょう。そのままでは古臭かったり曲調やリズムに合わなかったりするでしょうから少しずつ加工していきます。私はこのDメロにこんなメロディを当てはめました。さて、引用元の曲は何だったか分かりますか?当ててみてください! ヒント:わりと有名なピアノ曲ですよ!



■引用された例

先週、ケーブル比較の記事で世界の歌姫セリーヌ・ディオンの「All By Myself」をリファレンスに挙げたのですが、この曲は元々エリック・カルメンと言う方が作った曲です。全米第2位を記録し、数々のアーティストがカバーしているのですが、この曲はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の第2楽章をモチーフにしています。全3楽章から成るこの曲は前後の第1・第3楽章とは対照的に穏やかな曲調で、今風に言えばバラードです。2つの曲を並べてみますので、どこがモチーフになっているか探してみてください。

All By Myself(エリック・カルメン)


ピアノ協奏曲第2番第2楽章(ラフマニノフ)


※下にラフマニノフのお勧めのCDも紹介しておきます!演奏は申し訳ないけどこの動画より断然素敵です!
raf.jpg

■勘違いされたくない例

日本では平原綾香の「Jupiter」が有名でしょうか。これはモチーフにしたというよりはジャンルを超えてカバーしたと言った印象です。原曲が丸分かりの下品な引用ですが(笑)、まぁ、これは本人の意図したところなのだから良いのでしょう。賛否両論あるところですね。

その他、中国のコピー三昧とか品位を失うような引用はやめましょう。同じ人間として、音楽を志す人間としてただただ恥ずかしいです。

■コピー、リスペクト、オマージュ、パクリ?

私に言わせれば、それぞれの言葉の意味などどうでも良いです。結局、自身の作品を生み出すのに何か別の作品を拠り所にしたことを取り繕って言っているだけなのですから。問題は品位。引用して出来たその作品が胸を張って自分のオリジナルだと言えるなら、それは立派な引用。そうでないならどんな言葉を使ったって一緒です。後ろめたさを覚えながら曲をリリースしてください。少なくとも私はそう考えて曲を作っています。






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  • Date : 2012-03-07 (Wed)
  • Category : 作曲
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Ewql買うならまずメモリ増やすでしょ……。
あと、マルチモニターするならi7でも7000円くらいのグラボをつけた方がいいと思います。

05/22 17:22 

初めまして。
Pianoteqの情報から物理モデリング音源の記事という経緯で拝読しました。

数年前Viennaの試用感から、DTMでの管弦楽再現にある種諦観を抱き、
情報収集

05/18 23:23 Ryu

小さな動きがあるだけでも、動物使いさんがご健在だと伺うことができ嬉しく思います。
このコメントがプレッシャーになってしまっていたらすみません。
月並みな言葉です

05/07 03:48 たつろす

篤姫のピアノカバー感動いたしました。
この曲のピアノカバーはいくつか聴きましたが、動物使い様のものが私は一番好きです。

10/25 00:38 mikan

Ivory II Italian Grandは
別のピアノ音源の比較と同じ設定なんですよね?
こちらではとてもリアルで、ほうほうこれがItalianなのかと思ってしまいます
低音が上手なの

06/06 03:00 reira

1上等なデジタルグランドピアノという感じの音
2ちょっとこもったような音色。とにかく暗い、表現は豊か
3重厚な感じで透明感がある、演奏はやや平坦、余韻が綺麗

06/06 02:43 reira
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