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曲作りで苦労した点など2


前回、オリジナル曲「夜の風」の製作に当たって苦労した点などを綴ってみたのですが(こちら)、結構反響がありまして、色々な方からコメントなど頂きました。実体験に基づいた情報って結構需要があるんですかねぇ。皆さんも同じようなところで苦労されているのかなと、シンパシーを感じました。と言うことで今日は前回の続きをもう少し書いてみたいと思います。退屈な方もおられるでしょうが、お付き合いください(文章多いよ~ 笑)。


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■ふたたび曲先か詩先か?

結構ご意見を頂きました。
どちらを先に作成するのも一理あると思います。ただ、この議論はいい曲を作ると言う「目的」に対する「手段」の考察であり、目的が十分に達成されるなら「手段」はそれほど重要でないように感じます。音楽は第一に感性ですから、いい曲を作るためには自分自身を好循環の(感受性の高い)環境に陥れる工夫が必要です。最初はいろんな方の意見を参考に自分でやってみて自身の好環境を構築してください。

なお、前回も述べた通り私の場合は詩先です。
私も一度メロディを先に作って後から詩を乗せてみたことがありますが、結果は惨敗。気に入った歌詞や単語はメロディに合わず、メロディに合う文字数の単語にはろくなものがない。それの繰り返しで orz しました。歌詞はダイレクトに届く分、メロディより柔軟性に劣ると感じます。

それから、歌詞から得られるインスピレーションを曲に反映させる面白さも特典の1つかなと思いました。逆にメロディが先にあってそれからインスピレーションを得て歌詞を書くのはイメージが沸きませんね。私の場合、詩があるからこそメロディが作りやすいとさえ感じています。


■凝ったメロディの功罪

つまらない話を1つ。
鬼面瓦ってご存知ですか?古い家の屋根にあったりする悪除けの装飾鬼瓦です。
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昔、あるお城の鬼面瓦作りに2人の名士が名乗りを挙げたそうです(一人は偽者)。どちらに任せるか決めるために城主が試しに1枚作らせてみました。偽者の方は技巧を凝らし陰陽を付けた迫力のある鬼面瓦を作ったのですが、本者の名士は何の変哲もない単純な物を出したそうです。

城主は当然本者の名士に怒ってしまうのですが、本者の名士がここでひとこと言うのです。「この瓦を実際の位置に飾って見てほしい」と。すると偽者の鬼面瓦は細かな陰陽など見えるはずもなくインパクトを与えられない一方で、本者の名士のそれは名士の名に相応しい迫力と様相を呈したそうです。

私はこの点は注意してメロディを作っています。しかも聴き手が曲を聴いてくれるのはママ以外1度だけです。どんなに自身の技術力を誇示できる凝ったメロディを作ってもそれが聴き手に残らなかったら負けだし、メロディを誰かが口ずさんでくれたら勝ちですよね(まぁ、作れないだけとも言うんですけどね 笑)。

あ、それから勘違いされている方がおられたのですが、私が単純にすべきと言っているのは「メロディ」であって「曲」ではないですよ。私の今の方向性は「メロディは単純に、編曲は複雑(技巧的)に」です。メロディはダイレクトに届きますけど曲は雰囲気として届きますからね。これは本能的に感じていることです。


■ボーカルはやっぱり難しい

やっぱりね、ボーカル関連は色々と考えさせられました。ボーカルってミックスに一番難しい素材ですね。

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ボーカルの収録のお話をすると、きっとスタジオなんかではヘッドフォンをして自身の歌声がヘッドフォンにループバックされる形で収録するんでしょうけども、今回、私はそれをやりませんでした。

前回も述べたのですが、私は自分の声の聞こえ方が変わると極度にパフォーマンスが落ちるんです。よく分からないんですが音って耳だけで聴いてるんじゃない気がします。なんか体全体で聴いてる感じ(骨伝導とかあるけどそれかなぁ)。都度聴こえ方をフィードバックして次の音の音量・出し方・つなげ方をコントロールするんですが、ヘッドフォンモニタを通じて聴くなどして聴こえ方が変わると、経験的に調整した次の音もおかしく聴こえてしまい、訳が分からなくなるんですよね。ちょうど合唱からカラオケへのパラダイムシフト(笑)で受けた挫折と同じです。

と言うことで今回私は iPod とイヤホンを使って、イヤホンを両耳に半挿し(自分の声も聞こえるように)して BGM だけを聴きながら歌いました。これだとイヤホンから漏れる音も収録されてしまうんですが、どうせ同じ曲と被るんだしいいかなと思って。結果、そんなに違和感ある仕上がりにはならなかったので、まぁこれも1つの方法かと。次はヘッドフォンモニタを試してみます(笑)。

■ボーカルが溶けない、、、

収録したボーカルをミックスするとボーカルだけ浮きません?
恥ずかしいぐらい前に出てきてしまって曲の雰囲気とマッチしないんです。こう言う経験したことある人って多いんじゃないかな。

色々原因と対策を考えました。こんなことぐらいは考えたかな?

 ①ボーカルのモノラル収録が原因?
 ②コンプレッサで奥に引っ込ませる
 ③ショートディレイで残響っぽさを加えてみる
 ④リバーブをかけてみる

①では敢えてステレオ収録して iZotope のステレオイメージング機能を使ってステレオ感を増幅させたりして音の一点集中を避けてみました。これはこれでそれなりの効果がありますが、やっぱりボーカルはモノラルですね。ハモリやボーカルが重なる場合の回避的手法としては使えそうに感じました。

②③④もそれなりの効果はありますが、ボーカルを溶かす目的としては正答ではない印象です。最終的に辿り着いた答えはマイクを変えること。以前、私がこの件で悩んでいた際に使用していたマイクが ZOOM H4n でした(これも借り物なのですが 笑)。前回も書きましたが、これ宅録用としてはよろしくありません。今回「夜の風」では RODE NT1-A を使いましたが、今までの苦労はなんだったんだってくらい最初からよく溶けてくれます。

■ハモリの加え方

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これも勉強になりました。
主に対等型の「ゆず・コブクロ」タイプと付属型の「一般」タイプがあると思います。普通はおまけ程度にハモリを入れるのがよろしいと思います。まず、当たり前ですがメインボーカルはモノラルで中央から動きません。で、同じく中央にハモリを重ねると聴きにくく感じます。ハモリは敢えてステレオで収録してステレオイメージングを絞った上で中央よりやや左側へ配置するのが良いように思います。

ステレオで収録するのはパンニングするため(モノラルだと中央以外配置できませんからね)、ステレオイメージングを狭めるのはメインボーカルとの一体感を持たせるため、そしてやや左へ配置するのはハモリは基本的にメインより高い音を歌うからであり、オーケストラの基本から考えても音の高い楽器はステージの左側に配置するからです(私の曲のハモリを聴いてみてください)。

さらにハモリは低域成分をややカットした上で音量を少し小さめにして沿える感じでメインに合わせると雰囲気が出ますね。あまり低域をカットしすぎると薄ッぺらく聴こえるので注意が必要です(私の曲では少し薄かったかな?)。

■どこをどうハモるか?

よくカラオケに行くと最初から最後までハモってくれる人や、うるさいぐらいの音量でハモってくれる人がいます。もちろん好意でやってくれているのですが、私としてはちょっと勘弁です(ごめんね 笑)。曲には「ハモるべきところ」と「敢えてハモらないべきところ」があります。ハモリの特性と価値を理解して効果的に使いたいですね。

これが理解出来る人ならきっと最適なハモリの音量と、ハモリの歌い方がメインボーカルのそれと違うことも知っていると思います。つまりメインに添えるような音量で歌い、音程はメインが滑らかにシフトするのに対してハモリは的確に次の音を狙って飛ばなければ冗長になります。同時にメインとの音程差を常に意識して音ズレを瞬間的に補正する技術力も必要です。

打ち込みではこのような点を意識して必要なら VariAudio のような機能を使って補正していくと良い結果が出ると思います。また、具体的に曲のどの箇所にハモリを入れるかはセンスによるところが大きいので一概には言えませんが、入れてみて曲が良くなれば○、グチャっとなれば×です。ちなみに私はサビにハモリを入れられない曲はメロディとして失敗している可能性があると考えてメロディ作りをしたりしています。

夜の風 by AnimalsMaster

なんかこう言うお話って尽きませんけど、今回のお話は詰まらなかったかな。ごめんなさい。
それでは、楽しいゴールデンウィークを!




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  • Date : 2012-04-28 (Sat)
  • Category : 作曲
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Ewql買うならまずメモリ増やすでしょ……。
あと、マルチモニターするならi7でも7000円くらいのグラボをつけた方がいいと思います。

05/22 17:22 

初めまして。
Pianoteqの情報から物理モデリング音源の記事という経緯で拝読しました。

数年前Viennaの試用感から、DTMでの管弦楽再現にある種諦観を抱き、
情報収集

05/18 23:23 Ryu

小さな動きがあるだけでも、動物使いさんがご健在だと伺うことができ嬉しく思います。
このコメントがプレッシャーになってしまっていたらすみません。
月並みな言葉です

05/07 03:48 たつろす

篤姫のピアノカバー感動いたしました。
この曲のピアノカバーはいくつか聴きましたが、動物使い様のものが私は一番好きです。

10/25 00:38 mikan

Ivory II Italian Grandは
別のピアノ音源の比較と同じ設定なんですよね?
こちらではとてもリアルで、ほうほうこれがItalianなのかと思ってしまいます
低音が上手なの

06/06 03:00 reira

1上等なデジタルグランドピアノという感じの音
2ちょっとこもったような音色。とにかく暗い、表現は豊か
3重厚な感じで透明感がある、演奏はやや平坦、余韻が綺麗

06/06 02:43 reira
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