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    2012-12-27 (Thu) 12:48

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物理モデリング音源いろいろ(第6回:ギター音源 Evolution Acoustic Guitar)


連載で物理モデリング音源を紹介してきましたが今日はギター音源です。紹介するのは Orange Tree の Evolution™ Acoustic Guitar(以下、EAG と呼びます) です。

boxshot_eagss.png
■Evolution Acoustic Guitar (Orange Tree)
http://www.orangetreesamples.com/evolution-acoustic-guitar-steel-strings

この音源は最近流行りのサンプリングと物理モデリングのハイブリッド仕様になっています。この方式はサンプリングと物理モデリングのいいとこ取りをする方式で、デモ曲などを聴く限り、現在のところ最も優秀な方式だと私は思っています。

Orange Tree はこの音源を「MIDI ベースによるギターシュミレーションの可能性の認識を覆すサンプリングライブラリ」だと言っています。そして「Listen to the demos for yourself. Let your ears be the judge.(自分の耳でデモを聴いて判断しろ)」と言ってますね。自信がありそうです。早速聴いてみましょう!

デモ曲はこちらに7曲ほど登録してあります。ちょっとわかりづらいですが、再生プレーヤーの右端にある縦のスライダーで曲を選択できます。お勧めは、う~ん、特にないですかね(笑)。強いて言えば1番目の "Pulse" かな。自信があるならもっと単音を聴かせるデモを置けばいいと思うのですが、その点はマイナスです。

■デモ曲
http://www.orangetreesamples.com/evolution-acoustic-guitar-steel-strings

SteelStringsInterface.png
EAG はサンプリングアコースティックギター音源の突破口を示すものだ。他のどんなサンプリングライブラリや音源も我々のリアリズムには到達できない。単音からコードのストラムに至るまで、EAG はサンプリング・スクリプティング・物理モデリングを組み合わせたアルゴリズムを採用しており、KONTAKT 4 のインターフェースを使って驚くほど簡単に、EAG は自信を持ってギター音源の最終製品だと言えるだけのリアリスティックな結果を得られる。
           ----EAG HP より引用


この音源の特徴は、他のハイブリット音源と異なり 6.5GB ものサンプリングデータを有している点です(フィンガー&ピック)。ですからどちらかと言えばサンプリング音源に近い物理モデリング音源と言えるでしょう。使用されたアコースティックギターは Martin D16R。24bit、48KHz で高音質録音されています。通常ギターの録音はモノラルで行われますが EAG はステレオ録音することでより自然な音色表現に成功しています。なお、このステレオ幅は調整可能です。

その他、専売特許の共鳴エンジンによるリアリズムの再現や1つのノートに対して4つのサンプルを持つことで連続再生時のマシンガン現象を回避したりと色々な工夫が織り込まれているようです。

ここまで書いて思ったのですが、これ、物理モデリング音源じゃなくてサンプリング音源ですよね。これを物理モデリング音源と呼ぶなら私の使ってるピアノ音源 Ivory II だって物理モデリング音源です。どうも若干騙されちゃったみたいですね(笑)。ギター音源の中で物理モデリングがベースになっているのは AAS の STRUM ACOUSTIC GS-1 ぐらいでしょうか。興味がありましたら見てみてください。

■AAS STRUM ACOUSTIC GS-1

strumacoustic_thumb.png
http://www.minet.jp/aas/strum-acoustic
http://www.applied-acoustics.com/strumacoustic/overview/

私見ですが、ギター音源の生らしさは音そのものの色・艶・厚み等の質感もさることながら指が奏でる意外性だと思うんですよね。わずかに弦に触れたノイズのような微細音やフレームを押さえきれなかった時に出る割れたような嗄れた音などです。

現在の音源は音質的には申し分ないレベルに到達していますが、1つ1つの音が完璧すぎて結果的にギターらしくない演奏に聴こえる気がします。もちろんそのような意外性も複数サンプルや指の動きをシミュレートした音色生成アルゴリズムにランダム係数を掛けるなどしてある程度の再現を試みることは可能でしょうが、どうなんでしょうね。

ギターの弾けない私などはこのようなアプローチは大歓迎ですが、中途半端では逆にうそ臭さを助長するかもしれませんね。ギターは意外性の発生しやすい楽器である点を考慮すれば、最もリアリティの再現が難しい楽器であると言えるでしょう。

それでは。




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Ewql買うならまずメモリ増やすでしょ……。
あと、マルチモニターするならi7でも7000円くらいのグラボをつけた方がいいと思います。

05/22 17:22 

初めまして。
Pianoteqの情報から物理モデリング音源の記事という経緯で拝読しました。

数年前Viennaの試用感から、DTMでの管弦楽再現にある種諦観を抱き、
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05/18 23:23 Ryu

小さな動きがあるだけでも、動物使いさんがご健在だと伺うことができ嬉しく思います。
このコメントがプレッシャーになってしまっていたらすみません。
月並みな言葉です

05/07 03:48 たつろす

篤姫のピアノカバー感動いたしました。
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10/25 00:38 mikan

Ivory II Italian Grandは
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こちらではとてもリアルで、ほうほうこれがItalianなのかと思ってしまいます
低音が上手なの

06/06 03:00 reira

1上等なデジタルグランドピアノという感じの音
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06/06 02:43 reira
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