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AKG K702 ヘッドフォン



DTM をする上で必要となるのがモニター環境ですが、モニタースピーカーは値段が高い上にオーディオインターフェースも必要、その上、置き場所に困る。。。

そんな悩みを解決してくれるのがヘッドフォンです。
今日はそんなヘッドフォンの中で全領域フラットなモニタ用ヘッドフォン、AKG K702 を紹介します。日本では赤毛の名称で親しまれています(AKG をドイツ読みするとアーカーゲーなので)。

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音楽の本場オーストリア製で、DTM ユーザにも、そうでない方にもオススメの逸品です!
1年ぐらい使用してエージングも済んで馴染んできましたので使用感や長所・短所などお話しします。


どんな音がするの?

ひとことで言えば「何でもこなす上品な優等生」。

プロフェッショナルスタジオモニター・オープンヘッドフォンと銘打つだけあって全領域フラット。ワイドレンジで再生能力が高いのですが、すべての領域の音を誇張せず、包み隠さず、あるがままに聴かせてくれます。

特に印象的なのは低域と高域で、低域は通常の家庭用スピーカーでは聞き取りづらい音も必要十分な量で再現されますし、高域も綺麗に伸びていて輝いているように聴こえます。ですから音楽を聴いた際に広大な音場空間を感じられます。

DTM ユーザであればピアノなどいろいろな音源を単音で聴くことが多いかと思いますが、その際にも特定の音域に対してアンプで膨らませたような(いかにもスピーカーから再生されているような)嘘くさい音がすることは一切無く、全領域に渡って自然な音を聴かせてくれます。本当にモニター用としては最適だと思います。

ピアノは楽器の王様と呼ばれ、最も再生範囲の広い楽器です。私は Ivory II Italian Grand と言うピアノ音源を使用して最低域から最高域まで1音ずつ AKG K702 の鳴りを確かめたことがありますが、初めて聴いたときにはその恐ろしいまでの自然さと生々しさに鳥肌がたったほどです。スピーカー環境も構築していますが、ここまでのリアルさは表現できません。

Italian Grand

分解能もヘッドフォンの中では高い方で、低域・高域の伸びの中に今まで聴こえなかった音を発見できる場合が多いです。ただし、これは全てのヘッドフォンに言えることですが、ヘッドフォンの性質上、スピーカーの分解能には及ばないと思います。

音質上の欠点を挙げるとすれば、全ての領域がフラットであることで逆に物足りなさを感じる音楽があると言うことです。特に低域を重視される方も多いと思われますので、そのような場合には不足感を感じます。これはそのような再生を意図していないわけですから仕方のないことではあります。


製品としての良い点・悪い点

AKG K702 はプロ業務用ヘッドフォンです。ヘッドフォンの左耳の部分に3芯のミニ XLR プラグを挿し込むようになっており、ケーブルとヘッドフォンを分離できます。これはケーブルを別の高音質品に変更できることを意味しています。オヤイデやオーグラインのような高級ケーブルに変更することでさらに音質を上げることが出来るようになっています。

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ケーブルは3メートルと長く、かなり遠くまで移動することが可能です。ただし、コレは欠点でもあり、ケーブルに躓いたり踏んづけたりします。ケーブル交換をするなどして、自分にあった長さに調整しましょう。

DSC07670

さらにケーブルの反対側はこのように 6.3mm ステレオプラグと 3.5mm ステレオミニプラグの両方が使えるようになっています(どちらも同梱されています)。ステレオプラグをくるくる回して外すとミニプラグが出てきます。これは非常に便利です!

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インピーダンスは 62Ωと比較的高く、PC のオンボードイヤホン端子から再生するのは厳しいです(再生されますが十分にドライブできない)。別途サウンドカードやオーディオインターフェース等の購入をお勧めします。

また、AKG K702 は最近はやりの開放型ヘッドフォンで、反対側から音が漏れるようになっています。これにより密閉型ヘッドフォンにはない音抜けの良さを実現しています。

DSC07674

どれぐらい音が漏れるかですが、心配しなくても聴いている音量と同じぐらい漏れたりはしません。音量を大きくして太腿にあてて聴いてみたところ、主観ですが音量は聴いている音量の10分の1ぐらいで低音よりも高音が比較的よく漏れます。大音量なら周りには何を聴いているかははっきり聴こえますので、間違っても電車の中などで聴く用途には向きません。中程度の音量でも傾向に変わりはありませんでした。


デザインの良し悪し

AKG K702 ヘッドフォンはプラスチック製です。木目調のような高級感はありませんが、上質なプラスチックを使用しており、安っぽさとは無縁です。耳の周りにあたる部分は柔らかいクッション素材を使用しており違和感なく装着することが可能です。また、このクッション部分は軽く左に回すと簡単に外せるようになっており、洗濯が可能です。

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ヘッドに当たる部分はこのように特殊なコブ状の形状になっています。人間工学に基づいたものらしいのですが、若干固めでネット上での評判も悪く、長時間装着が厳しい方もおられると思います。ただこれは次に紹介するゴムのせいであって、コブのせいではないと私は思います。

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このヘッドフォンで唯一許せないのが、下の写真のこのゴムの部分。片方上下2本出ているのが分かりますでしょうか。ヘッドフォンの高さを調整する機能を持っているわけですが、別にゴムのデザインがダサいと言うわけではありません。キツイんです。ゴムがキツイのでコブが頭に刺さる感じがしてとても長時間装着していられません。「AKG のヘッドフォンはハゲる」と言われる所以はここにあります。

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私の場合1時間は無理でした。みなさんにも当てはまる方がおられると思います。対策として、私はビニールバンドを使ってゴムが伸びきった状態で留めて使用しています。これで何時間でも装着していられるようになりました。下の写真の感じです。AKG ロゴの上側の黒いビニールバンドです。ダサいでしょ!かわいいヤツです。

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向いている音楽・人

初めに紹介した通り、AKG K702 は全領域フラットなモニタ用ヘッドフォンです。

その基本性能の高さから普段イヤホンや簡易ヘッドフォンを使用されている方は確実に低音・高音が増した感じがするでしょう。逆に、音楽に躍動感や迫力を求める味付けされたヘッドフォンを使用されている方は低域に物足りなさを感じるかもしれません。

音楽ジャンルで言えば、ジャズやクラシックのような音の質を求めるタイプの音楽には最適で、ロックやメタル系のような量を求めるタイプの音楽には不向きだと言えます。

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DTM/DAW のような打ち込み、音楽制作、音響・音効等に関わりのある方にも最適なリファレンスヘッドフォンであるとも言えます。実際私は DTM をやっていますが、スピーカーでよしと思っったミックスを K702 で聴くと、音楽のつなぎ目の部分が荒かったり、全体の音量バランスが不自然だったりして焦ることもシバシバあります。逆に K702 でよしとしたミックスをスピーカーで聴いて、それほど不自然だと感じたことはありません。

私の友人もこのヘッドフォンを一度貸してあげたら、次の日、すぐに注文してました(笑)。

ヘッドフォンは大切にすれば10年以上長く使えるものです。ですから多少高くでも良いものを選ぶべきではないでしょうか。AKG K702 は価格以上の価値を十分に発揮してくれる逸品であると私は確信できます。それに国内メーカーの高級ヘッドフォンと比較してもそれほど高くないんですよね。

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最後に、ヘッドフォンは大音量で聴くと耳が悪くなります。大音量での長時間の視聴は避け、適切な音量で聴くように心がけましょう。何でもピアノ調律師の資格を取るにはヘッドフォンを大音量で長時間聴いてはいけないというような研究もあるようで、ゆっくりと聴力が奪われていくようです。まぁ私は子供の頃からヘッドフォンをガンガンにかけてましたので、後の祭りですが。。。

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それでは。





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最新コメント

Ewql買うならまずメモリ増やすでしょ……。
あと、マルチモニターするならi7でも7000円くらいのグラボをつけた方がいいと思います。

05/22 17:22 

初めまして。
Pianoteqの情報から物理モデリング音源の記事という経緯で拝読しました。

数年前Viennaの試用感から、DTMでの管弦楽再現にある種諦観を抱き、
情報収集

05/18 23:23 Ryu

小さな動きがあるだけでも、動物使いさんがご健在だと伺うことができ嬉しく思います。
このコメントがプレッシャーになってしまっていたらすみません。
月並みな言葉です

05/07 03:48 たつろす

篤姫のピアノカバー感動いたしました。
この曲のピアノカバーはいくつか聴きましたが、動物使い様のものが私は一番好きです。

10/25 00:38 mikan

Ivory II Italian Grandは
別のピアノ音源の比較と同じ設定なんですよね?
こちらではとてもリアルで、ほうほうこれがItalianなのかと思ってしまいます
低音が上手なの

06/06 03:00 reira

1上等なデジタルグランドピアノという感じの音
2ちょっとこもったような音色。とにかく暗い、表現は豊か
3重厚な感じで透明感がある、演奏はやや平坦、余韻が綺麗

06/06 02:43 reira
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