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総合(マルチ)音源比較(第1回):HALion One


いきなりここへ飛んでこられた方はこちらからお読みください。

Cubase5_LaunchScreen.JPG HALionOne

Cubase に付属する Steinberg のモデリング型の総合音源です。設計が古くマルチティンバーに対応していませんので、HALion One の音色を複数使用したいときは、その数だけ HALion One を立ち上げなければなりません。まぁ HALion One 自体はそれほどメモリを必要としませんので、複数立ち上げても問題ないとは思います。


■操作性
Cubase 付属ということもあり Cubase と統合されていて抜群です。パラメータも各音色最大8つしかなく、表示文字も大きくて操作に困ることはまずありません。音色の検索は別途開く専用検索ウィンドウがそれ以外をクリックするとすぐに閉じてしまう点(この点は不満です)を除けばカテゴリ、スタイル等で分類されていてやりやすく、音色の読み出し時間もストレスは感じません。ただし、HALion One はピッチベンドが ±2 までしか効きません。この点だけは改善して欲しいと思います。


■音色数
音色数は比較対象総合音源中、最低レベルの 707 音色です。他の音源と比較して見劣りする数字ですが、世の中の(我々の必要とする)楽器はそんなに多くないと思います。すべての音源に対して言えますが、音色数が多いのはサポートする楽器の数が多いのではなく、ある楽器のバリエーションや奏法(アーティキレーション)が多いのです(もちろん楽器の数も多少は多いです)。

例えばピアノならジャズピアノ、グランドピアノなどのバリエーションがあり、ヴァイオリンなら通常の奏法に加えてピチカート(弦を指で弾く)やスピカート(弦を弓で弾く)などの奏法があります。これらをそれぞれ1音色として数えるので結果として音色数が多くなるんですね。

ですから 707 音色は楽器数としてはある程度十分でバリエーションや奏法は不足すると考えて頂ければより正確な理解になろうかと思います。707 音色あれば一生出会わない音もあるはずです。


■音質
HALion One の場合、上で述べた通り音色がなくて困ることはあまりありませんが、困るのは探した音色はあるのにそれが気に入らないことがあることです。

HALion One の1音色あたりの平均サイズは 2.3MB 程度であり、音質の観点からも最低の部類に入ります。ただし、すべての音色が平均的にこの程度のサイズなのではなく、ばらつきがあります。例えばピアノなどは結構力が入っていて平均を大きく超えていたりします(これもすべての総合音源に共通の傾向です)。リアリティを必要とする音色はサイズが大きめになっています。

音質を文章で説明しても伝わりづらいですので、音源比較用のデモソングを作成しました。 私が利用可能な総合音源については同じデモソングで聞き比べできるようにしてみたいと思います。現在、HALion One と HALion Sonic の2つをアップしています。デモソングの紹介は HALion Sonic の紹介ページをご覧ください(こちらから)。

J-POP DemoSong(JPOP) HALionOne by ongakuhiroba

使用した音色:

 01.Ooh Choir Pad(コーラス:副旋律-カノン)
 02.Flute(フルート:主旋律)
 03.YAMAHA S90ES Piano(ピアノ:伴奏)
 04.Chorus Roundwound(ベース:ベース)
 05.Dry Standard Kit(ドラム:ドラム)
 06.Bright Steel Guitar(アコースティックギター:アルペジオ-ストローク)
 07.Big Symphony Strings(ストリングス:ハーモニー-カノン)
 08.Solo Violin(ヴァイオリン:副旋律-カノン)
 09.F_Horns(ホルン:後半副旋律)
 10.Arctic Bells(ベル:カノン)
 11.Clarinet(クラリネット:伴奏-カノン)
 12.Full Drawbars Vibrator(オルガン:主旋律)
 13.Rev Cymbal(シンバル:リバースシンバル)
 14.Trumpet(トランペット:後半副旋律)

Rock
Comming Soon...

■価格
Cubase 付属でエクストラコストが発生しませんので、コストパフォーマンスは抜群と言うことになるのかな?


■総評
音色数や音質の数字を見て「HALion One は使えない音源だ」と結論付けるのは早計だと思います。確かに HALion One を使って一般的に CD 等で聴くような楽曲を作ることは難しいですが、楽曲のバックで仄かに聴こえる脇役音色として使ったり、レトロな感じの音色を採用したい場合などにも使用できると思います(実際私も使ってます)。

また、高価な総合音源は音色のリアリティを追求しているため音色の個性が確立されており、いくら音質が良くても楽曲に合わないことがあります。そういう意味では安価な総合音源は少なからず曖昧さを含んでおり、幅広く楽曲に使える利点もあるかと思います。懐メロソングにスタインウェイのピアノとか、おかしいですよね。

個人的な感想ですが、HALion One はそれなりに使える音色もあって驚かされることもしばしばあります。ですから市販の総合音源を検討されている方は、まず HALion One を十分に触った上で目的を持って判断したほうが良いと思います。もちろん使えない音色もあります。傾向としては(安価な総合音源すべてに対して言えますが)オーケストラやピアノなど、リアリティを求める音色は苦手です。


■ターゲットとなるユーザ層
 ・Cubase 初心者~中級者
 ・スケッチ目的の方
 ・リアリティを必要としないちょっとした音楽作りに関わる方
 ・Cubase のみで DTM 環境を完結させたい方




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最新コメント

Ewql買うならまずメモリ増やすでしょ……。
あと、マルチモニターするならi7でも7000円くらいのグラボをつけた方がいいと思います。

05/22 17:22 

初めまして。
Pianoteqの情報から物理モデリング音源の記事という経緯で拝読しました。

数年前Viennaの試用感から、DTMでの管弦楽再現にある種諦観を抱き、
情報収集

05/18 23:23 Ryu

小さな動きがあるだけでも、動物使いさんがご健在だと伺うことができ嬉しく思います。
このコメントがプレッシャーになってしまっていたらすみません。
月並みな言葉です

05/07 03:48 たつろす

篤姫のピアノカバー感動いたしました。
この曲のピアノカバーはいくつか聴きましたが、動物使い様のものが私は一番好きです。

10/25 00:38 mikan

Ivory II Italian Grandは
別のピアノ音源の比較と同じ設定なんですよね?
こちらではとてもリアルで、ほうほうこれがItalianなのかと思ってしまいます
低音が上手なの

06/06 03:00 reira

1上等なデジタルグランドピアノという感じの音
2ちょっとこもったような音色。とにかく暗い、表現は豊か
3重厚な感じで透明感がある、演奏はやや平坦、余韻が綺麗

06/06 02:43 reira
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