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VariAudio の音が出ない!解決策(Cubase 5 / Cubase 6)


VariAudio は Cubase 5/6 に統合されたピッチ補正ツールですが、単にピッチを補正するだけではなく、タイムストレッチを行って音の長さやタイミングを補正することもできます。つまり、VariAudio は音楽の縦と横の線をまとめて補正可能なツールなのです。さらに、ピッチを平坦化したり歪ませてビブラートにしたりすることも出来ますし、ピッチの変わり目を検知してオーディオデータを MIDI 化するような機能まで備わっています。

このような機能は市販のプラグインソフトでもありますが、VariAudio が秀逸なのは Cubase に統合されていることで大画面で簡単に作業が行えることです。これは非常に重要なことです。

VariAudio

そんな VariAudio ですが、困ったことに補正時にセグメントをワープさせても音が追従して鳴らない問題に悩まされているユーザさんがおられるようです。

結論から書きます。解決策は2つあります。
どちらの場合も [デバイス] メニューの「VST コネクション F4」を開いて「スタジオ」タブを選択してください。

1つめの解決策は「スタジオ」タブにある Control Room スイッチを無効化することです。後述しますが Control Room と VST コネクションは密接な関係があり、Control Room で必要となる出力先の設定を VST コネクションウィンドウで行います。この機能を無効化することで全ての音が Stereo Out から出力されることになり、結果的に VariAudio のピッチ補正音も出力されるようになります。

2つめの方法は Control Room を有効にしたまま行う方法ですが、スタジオタブの「デバイスポート」欄に何が表示されていますか?「未接続」なら VariAudio は音程ワープ時にその音程を再生しません。この欄に通常使用されているサウンドデバイスを指定してみてください。鳴るはずです。

VSTConnection

さて、なぜそうなるのかですが、VariAudio はピッチ補正ツールであり、この補正時のピッチ編集音はマスター(Stereo Out)に出力すべき類いのものではないですよね。どちらかと言うとスタジオで編集するときにエンジニアさんが聴くべき裏方の音。ですから VariAudio の編集音はちょっと細工がしてあるのです。

この細工は Control Room が有効であるときに機能します。ですから特にスタジオユースを想定しておられないユーザさんはこの機能を無効にしておくことで問題ないと思います。

多チャンネルの出力サウンドデバイスをお持ちのユーザさんはこの機能を有効にすることで色々な恩恵にあずかれます。「VST コネクション」ウィンドウを見てください。入出力先の一覧がタブに並んでいます。その中で今回解説が必要なのは「出力」と「スタジオ」です。これらの機能について、こちらのブログで詳しい説明がなされていましたのでご紹介しておきます。

http://default26.jp/archives/51732740.html
http://trueheader.blog61.fc2.com/?tag=Cubase5

わかりましたか?
簡単にまとめると「出力」に指定したサウンドデバイスには最終的なマスターステレオアウトが出力されます。それに対して「スタジオ」はその前段でミックスやモニターなどの目的に応じた出力を設定できます。

例えばマスタリングの段階でリファレンススピーカーやラジカセなど各再生環境での音を調整したい場合は「モニター」チャンネルを追加してそれぞれの機器に接続することで個別のダウンミックス設定、入力ゲイン、入力位相の設定を利用できます。

キューミックスや外部入力をヘッドフォンで試聴したい場合は「フォーン」チャンネルを追加すれば良いでしょう。プレビュー機能にも使用できますね。録音時にスタジオ内の各演奏者にミックスしたサウンドを送りたいなら「スタジオ」チャンネルを追加します。 各演奏者にそれぞれ異なるミックスサウンドを提供することも出来ます。

と言うことで、こう言った裏方作業をするため専用の「スタジオ」出力チャンネルが備わっているわけです。VariAudio も裏方作業ですのでここから出力されます。従って、Control Room を有効にしたまま VariAudio の編集音を出力したいなら、「出力」タブではなく「スタジオ」タブに出力チャンネルを割り当てる必要があるのです。

通常の DTM ユーザですと、出力チャンネルは2つ(ステレオ)、多くて4つ程度だと思います。ですので Control Room は無効で十分だと思います。また、Stereo Out のインサートにエフェクトを追加していくことも多いと思います。この場合「出力」から出る音と「スタジオ」からのそれは違いが生じますので、この観点からも Control Room は無効で良いと思います。


さて、VariAudio の音が出るようになると作業がはかどりますよね!目的の音に向かってマウスをズバーっと動かせばいいんですからね(笑)。機会を見つけて VariAudio の編集テクニックなんかについても綴ってみたいと思います。あと、VariAudio は常に 440Hz に補正してしまいますので、この辺りの修正方法なども。私、結構使いこなしてますよ!

最後に、ピッチ補正機能は素晴らしい機能ですが、ピッチを補正したことは聴く人が聴けばわかってしまいます。皆さんもアーティストのアルバムを買って歌声に惚れたのに、コンサートに出かけてがっかりすることも多いと思います。あれはアーティストがライブで緊張してたからではなく、ピッチ補正していないからです。

ピッチ補正を行う前に、まず良い録音を録ることを考えるべきだと思います。私は友人と録音をして同じ曲を100回近く録り直させたことがあります。生声のリアリティや小さな偶然が生むフレーズのうまみなど、ピッチ補正では到底再現できないし、殺したくないからです。そして何より、はじめからピッチ補正することを前提に歌う歌は死んでいることが多いからです。

でも、それでもピッチ補正はします。決してピッチ補正技術を否定しているわけではありません。良い録音をさらによくするために抑えの利いたピッチ補正を行う。生の良さとピッチ補正のテクノロジーを融合させた技術的にも精神的にも高レベルの完成を目指して双方が努力する。そんな姿が現代の、良い音楽を作るためにあるべきアプローチなのかなと思ったりしています。

堅苦しくなってしまい、すみません。




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  • Date : 2011-04-30 (Sat)
  • Category : Cubase
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Ewql買うならまずメモリ増やすでしょ……。
あと、マルチモニターするならi7でも7000円くらいのグラボをつけた方がいいと思います。

05/22 17:22 

初めまして。
Pianoteqの情報から物理モデリング音源の記事という経緯で拝読しました。

数年前Viennaの試用感から、DTMでの管弦楽再現にある種諦観を抱き、
情報収集

05/18 23:23 Ryu

小さな動きがあるだけでも、動物使いさんがご健在だと伺うことができ嬉しく思います。
このコメントがプレッシャーになってしまっていたらすみません。
月並みな言葉です

05/07 03:48 たつろす

篤姫のピアノカバー感動いたしました。
この曲のピアノカバーはいくつか聴きましたが、動物使い様のものが私は一番好きです。

10/25 00:38 mikan

Ivory II Italian Grandは
別のピアノ音源の比較と同じ設定なんですよね?
こちらではとてもリアルで、ほうほうこれがItalianなのかと思ってしまいます
低音が上手なの

06/06 03:00 reira

1上等なデジタルグランドピアノという感じの音
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06/06 02:43 reira
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